2010 おすすめ展覧会
−全国美術館で開催のやきもの関連展覧会− |
春期特別展 樂歴代展
<会期> 平成22年3月27日(土)〜6月6日(日) |
当館が例年催す春期特別展は、樂美術館コレクションを中心に、個人所蔵家のコレクションも加え、樂歴代の代表作を一同に展観いたします。当館のコレクションは、設立当時に14代覚入によって寄贈された樂家伝来の作品を中心に、その後も新規コレクションの充実を図り、現在1100余点となっています。特に、樂家に400年あまりにわたって伝来した作品群は、樂家歴代が手本として後世に大切に伝えてきたもので、樂家歴代はそれらの作品から多くを学び自らの制作、創造の糧としてきたものです。単なる数寄者、好事家のコレクションとは異なり、まさに樂焼450年の伝統のエッセンスがそこに詰まっている作品といえます。特に長次郎より当代吉左衞門まで一同に展観される第一展示室は、まさに頭をまわせば450年、樂焼の歴史、伝統と創造のドラマを一望することができます。
春期特別展「樂歴代展」は秋期企画特別展と並び、樂美術館が自信を持って企画するアカデミックな樂歴代展です。伝統の陶家に伝えられた樂焼450年の歴史をお楽しみ下さい。
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■会場 |
樂美術館 |
■住所 |
〒602-0923 京都市上京区油小路中立売上る |
■電話 |
075-414-0304 |
■入館料 |
大人900円、大学生700円、高校生300円、中学生以下無料 |
■開館時間 |
10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
■休館日 |
月曜日(祝日は開館) |
■URL |
http://www.raku-yaki.or.jp/museum/index-j.html |
■関連イベント |
手にふれる美術館
樂美術館では展示ケースのガラス越しの鑑賞だけではなく実際に手にふれて見ることができます。
茶碗はまさに手のひらの中の宇宙。手にふれる感触、柔らかで微細な造形、釉薬や土の表情、重さと量感、高台の削り、見込の広がり等、手取りの感覚、展示室のガラス越しでは味わえない新たな世界が見えてきます。当館では以下の企画を行っております。
1.手にふれる樂茶碗鑑賞会
躙り口を通って小間に入席、そこは茶の湯の小宇宙。小間席の道具組を御覧の 後広間茶室に移り、樂歴代の作品を手に取って鑑賞していただきます。当館学芸
員が説明を致します。
開催日:毎月第一土曜・日曜日
※ 詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
2.特別鑑賞茶会
樂美術館の茶会で催される当館収蔵作品を使っての茶会です。席主は当代樂吉左衞門。茶室では当日使用の道具について、対話がはずみます。
開催日:5月16日(日)
申込方法 開催日1ヶ月前より電話予約を受け付けます。
TEL.075-414-0304 樂美術館
3.親子でお茶一服 中学生以下のお子様が対象です。
親子で楽しむお茶会です。樂茶碗で飲むお茶を味わって下さい。
席主 樂扶二子(当代吉左衞門夫人)がやさしく解説します。
開催日:5月5日(火・祝・こどもの日)
*詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。 |
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