2010 おすすめ展覧会
−全国美術館で開催のやきもの関連展覧会− |
中国陶磁の5000年 森田コレクション
<会期>平成22年2月3日(水)〜3月28日(日) ※前期と後期に分けて展示替えいたします。 前期 2月3日(水)〜3月7日(日) 後期 3月9日(火)〜3月28日(日) |
福岡市美術館の収蔵品にまたひとつ、貴重なコレクションが加わりました。久留米市出身の会社経営者、森田曉(もりたさとる)氏によって蒐集・寄贈された、中国陶磁を中心とする250点を超えるコレクション、その名も「森田コレクション」です。
核となるのはその大半を占める中国陶磁。新石器時代の土器に始まり、戦国、漢、南北朝、唐、宋、遼、金、元、明、清の各時代を通して5000年にわたる中国陶器の典型作が、じつに幅広く網羅されています。種類も豊富で、漢の明器から、青磁、白磁、三彩、青花など、各時代に特徴的な作品が揃った、まさに中国陶磁史をひもとくような内容です。それだけではありません。森田氏の美への情熱はさらに時空を超え、インダス川流域に栄えた古代文明の土器類やペルシャ地域の工芸品、さらにはインドシナ半島の仏教彫刻なども集められ、色とりどりの佳品が目を楽しませてくれます。
かくも貴重なコレクションを、福岡市の新たな美的財産として一括寄贈していただいた森田氏への感謝を込めて、このたび当コレクションの全点を、前・後期に分けて一挙初公開いたします。
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