トップ >> おすすめ展覧会 >> タカエズトシコ展 両親に捧ぐ
2010 おすすめ展覧会
−全国美術館で開催のやきもの関連展覧会−
タカエズトシコ展
両親に捧ぐ
<会期>平成22年1月1日(金)〜3月14日(日)
ウチナーンチュ二世− アメリカ現代陶芸のクイーン,タカエズトシコ

タカエズトシコは、具志川(現沖縄県うるま市)からハワイへ渡った沖縄移民の二世として、1922年にハワイのペペーケオで生まれました。青春期に太平洋戦争を経験し、戦後の貧しく混沌とした生活の中にありながらも、芸術を志して単身本国へ渡り、「クローズド・フォーム」と呼ばれる独特の口を閉じた作品を生み出しました。タカエズはアメリカ現代陶芸界において"クイーン"と称される、最も重要な作家の一人です。アメリカン・クラフト・センターの金賞、プリンストン大学の名誉学位など、様々な名誉と賞を受賞。ハワイでは、1987年に人間国宝賞を授与されました。

世界屈指、大規模なタカエズコレクションが沖縄に

タカエズの作品は、スミソニアン博物館(ワシントン)やメトロポリタン美術館(ニューヨーク)を始め、ボストン美術館やフィラデルフィア美術館、全米日系博物館(ロサンゼルス)、コンテンポラリー・アート・ミュージアム(ホノルル)、ナショナル・ミュージアム(タイ,バンコク)、京都国立近代美術館など、世界の数多くの美術館が収集しています。沖縄県は、その中でも最大の規模を誇る50点の作品を、タカエズ氏よりご寄贈いただきました。これもひとえに、タカエズの両親への強く深い想いによるものです。世界屈指の貴重なコレクションの全貌を、本展でぜひご覧ください。

沖縄ルーツシリーズ

沖縄県は、日本の中でも移民の多い県として知られ、戦前戦後を通して多くの移民を南北米やハワイ、南洋諸島などに送り出しています。沖縄移民は移民先である異境の地で、幾多の困難を乗り越え、異文化と融合しながら独自の文化を築いてきました。その文化は、世代を重ね、拡散しながら今なお変容し続けています。沖縄の今日の文化形成も、これらの文化に大きな影響を受けていると言えるでしょう。沖縄ルーツシリーズは、それら海外のウチナーンチュ文化の中から生まれた芸術表現を紹介する展覧会です。
その第1回となる本展では、沖縄系移民の子孫において最も成功を収めた芸術家、タカエズトシコを紹介いたします。

会場 沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1・2
住所 〒900-0006
沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号
電話 098-941-8200
入館料 一般  1,000円(800円)
大高生 700円(560円)
中小生 300円(240円)
※( )内は20名以上の団体料金及び前売り料金
開館時間 9:00〜18:00(金・土は20:00まで。入館は30分前まで)
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌日振替)/1月26日(火)
URL http://www.museums.pref.okinawa.jp/
関連イベント キュレーター・トーク
2010年1月16日(土)・1月30日(土)・2月27日(土)・3月13日(土)・3月14日(日)
会場:美術館企画展示室 ※本展の観覧券(半券可)が必要です。

ボランティアによる鑑賞ツアー
2010年2月6日(土)・3月6日(土)
会場:美術館企画展示室 ※本展の観覧券(半券可)が必要です。

ワークショップ親子陶芸教室
「楽しいオブジェをつくろう」
2010年2月13日(土)・2月20日(土) 13:00〜18:00
全2回 講師:金城有美子氏 参加料:500円 先着20名様 場所:博物館実習室
交通 ■沖縄都市モノレール(ゆいレール):おもろまち駅 下車徒歩10分 
■那覇空港発99番線 おもろまち3丁目バス停下車 徒歩5分120番線 上之屋バス停下車 徒歩10分 
■市内線3・7・10番線 県立博物館前バス停下車/
6番線 那覇メインプレイス東口バス停下車 徒歩5分 
■市外線 バイパス経由 おもろまち駅前バス停下車 徒歩10分/
 国道58号線経由 上之屋バス停下車 徒歩10分/
 おもろまち行き おもろまち1丁目バス停下車 徒歩3分
copyright(c)2002 fukuhaku printing co.,ltd
このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます