「メイキング・オブ・ザ・柴田コレクション展パート8」―その1―
展覧会ってどうやって準備するの?と思ったことはありませんか。 華やかな展覧会がオープンするまで、いったい誰がどうやって準備をされているのか?うまか陶は「柴田コレクション展パート8」の展覧会準備期間中に、九州陶磁文化館を突撃取材いたしました。展覧会ができあがるまでの様子をお伝えいたします。 |
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「開会式に飾るお花を活けているのよ」と、煎茶売茶流の益田先生。展覧会の開催を知り、何かお役に立ちたいとボランティアで駆けつけたそうです。有田のやきものにちなんで、飾る花々もすべて町内の山々から先生が摘んできたそう。「秋の有田の花で演出できれば…」と、楽しそうに作業をされていました。 | |
会場のあちこちに準備されている様々な道具。こちらは各コーナーごとに使用する展示パネルやキャプションなどが用意されています。展示作品も多いけど、道具もかなりの数が使用されているのがわかります。 | |
こちらは展示ケース内で使う、展示台や作品立て。いろいろなサイズの作品に合わせて、様々なサイズが用意されていました。広い会場をスムーズに移動できるよう、これらの用具はすべてカートに積まれていました。 | |
展示ケースの中にざっと置かれた作品。キズがつかないよう、クッションシートを挟めて重ねてあります。あらかじめ企画された展示内容に沿って、まずは作品がこのようにして置かれていきます。作品の片隅には、写真と番号札がありますが、これでチェックしながら、展示がすすめられていきます。 | |
実際の展示は学芸員さんと、美術品専門の業者さんの手によって進められていきます。さきほどのざっと置かれた作品を、まずは大体の位置に陳列されます。陳列のポイントは、企画内容だけではなく、どうやったら、見やすくかつ内容がわかりやすいかを考えるのだそうです。各コーナーのポイントとなる作品は、独立したケースに入れたりと工夫をするそうです。 | |
独立した展示ケースは、設置場所が決まった後、動かないようしっかりと固定されます。 |