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行ってきたよ有田陶器市
2005年 第102回・有田陶器市
うまか陶スタッフ 有田陶器市 怒涛?!の散策日記

全国最大級、平成17年第102回有田陶器市が今年も開催。うまか陶編集室もほぼ毎日のように、取材に繰り出しました!初日はたくさんの焼き物やお客さんの姿をみて、ワクワクドキドキ。中盤、やはり年のせいか、疲れがみえはじめ、散策というより修行のような気分(笑)
しかし、最終日には再びカラダに鞭打っての(?)強行取材。うまか陶が取材した有田陶器市、怒涛の一週間をレポいたします!

4月29日(金) 初日 曇り時々晴れ 19万人の人出(有田商工会議所発表)
朝もやに わきたつ期待と 鍋蒸気

 あ、有田陶器市の開幕です。初日は陶器市が開催されているメインストリートと、ここから少し離れた有田焼卸団地を回る強行なスケジュールを予定。メインストリートだけでも片道4kmあるんですよ。のんびり歩くだけならまだしも、右も左も焼物屋さん&たくさんのお客さんとあっては、かなり時間がかかります。初日はまだ暗いうちに起床、5:30すぎに有田に到着しました!
 ず向かったのは、早朝の有田陶器市名物「朝粥サービス」。先着順に限定で朝粥が振る舞われ、そのお茶碗もお持ち帰りできるという人気イベントなのです。6:00から振る舞い開始なのですが、先頭の方は深夜2時ごろから並んでいたというツワモノ。毎年開催されているイベントなので、これを楽しみに早起きしてくる方も多く、振る舞いお茶碗をコレクションしている人もいるほどです。皆さん暗いうちから長時間並んで待っているので、おかゆをほおばる頃には、お客さん同士でも打ち解け自然と笑みがほころんで話がはずみます!ちょっとした戦友気分?!
 「朝粥サービス」を取材後、私達も近くで食事。とはいっても、途中のコンビニで調達したおにぎりなどをほおばります。8時を回ると、通りに徐々にお客さんの姿が増えてきて、お店もどんどんオープン。
とんどのお店の方が、初日の商戦が決め手とおっしゃるのですが、今年の初日の様子は何かが違う?いつもと比べるとお店の「元気」がなかったような気がしました。大きな声の呼び込みや元気な挨拶があまり聞こえないんですね。
どうしたんでしょうか?!期間中終始元気だったのは、アルバイトなどのお手伝いの高校生たち。一生懸命呼び込みしたり、商品の紹介をしたり。今年は特にこの高校生の「接客」レベルが高かったように思います。
開会宣言が商工会議所で行われたあと、警察音楽隊がメインストリートをパレード。このパレードを境に、少しお店にも活気が出てきたような感じ!
 10:00には有田小学校に向かい、有田焼卸団地行きのバス(10:20発)に乗り込みます。ここで小学校の校庭に設置されている簡易トイレを使用しましたが、トイレのペーパーは持参しておくのがお決まり。私は毎年来ているのでポケットには必ずティッシュペーパーを忍ばせていますが、毎回このトイレペーパー問題で困っている人を見受けます。ところがここの有田小学校の簡易トイレ前では、駐車場整理もかねている係員の女性がトイレットペーパーをベルトにぶら下げてお仕事されてるんです。「ペーパー持ってないよう」という声が聞こえると「どうぞお使いください」とおすそわけ。ちょっと嬉しい♪
 10:20ちょうどにバスが団地に出発!だけどバスの中にはまばらな人。あれぇ?
まだ時間が早いのかな?いつもは満員なのに。
 11時には有田焼卸団地に到着!ここでも「あれぇ?」。思ったより人が少ない、いつもより少ない。まあ、お買物はしやすいのですが、なんか寂しい。卸団地は今年30周年記念ということですが、陶器市では抽選プレゼント実施以外とくに目玉になるようなイベントなどもなっかったような気がします。
しばらく団地内をうろうろ散策し、次に徒歩でJR有田駅前付近へGO!
ここに程近い九州陶磁文化館の駐車場に大型バスが駐車するので、このあたりは団体客の姿が目立ちます。私達は駅近くの大有田焼会館にもくもくと移動。ここで昨年開催された「ドイツ陶芸展」の帰国展や、碗琴演奏を鑑賞。碗琴とは有田焼のお茶碗をそのまま使った楽器なのです。
 12:30には再びJR有田駅前に繰り出し、各お店を見ながら上有田方面へ向かって散策。この付近もいつもと違ってなんだか呼び込みが少ない感じでした。時折、警備本部から迷子案内、車の移動案内や、緊急車両通過にともなう注意の呼びかけ放送が会場内に流れますが、これがわかりづらい…。
「泉山駐車場に停めてある○ナンバーの車は…」、「上有田方面に向かって緊急車両が通りますので…」などと放送されるのですが、土地勘のある人や何度も来たことがある人ならともかく、初めての人にはちょっと地名だけではわからない。駐車場に関してはせっかく案内看板や陶器市公式マップに番号がふられているので「○番○○駐車場」と案内したほうが、わかりやすいのでは?「○○方面」という案内にも「西から東に向かって…」などと方角を添えた方がいいのかも。まあ、あの雑踏とお買物バトルの最中に放送をしっかり聞いている人も少ないのかもしれないけれど。
ここだけで お財布ゆるむ 夢空間 

 昼すぎには、皿山通りにあるかの有名ブランド「香蘭社」「深川製磁」さん付近に到着。さすが老舗ブランド!ここの2軒の会場では女性達の熾烈な戦いが繰り広げられています!とにかく売り場は、人・人・人。この2軒は必ず行きたいという人が多いのも、うなずける光景。人の波に押されて、一休みしていた時、香蘭社と深川製磁、両方の買物袋を大事そうに抱えている女性2名も、私の横で一休み。「もうお目当ての物も買えたし、いい物もみつけたし、ここで満足よ!」・「そうねこれだけで十分ね帰ろうか」という会話をされていました。他のお店でもこれに近い会話を聞きましたし、各お店の人にうかがっても「行く所は決まっている」というお客さんが多いみたいとのこと。陶器市のリピーターさんはピンポイントバトルに専念されている?!
とはいうものの、ぶらぶらするのも楽しいし、思わぬ掘り出し物を見つける楽しみもあるのが陶器市。いろんな楽しみ方がありますよね(^^)
この後JR上有田方面に向かって散策しなら初日の取材は終了。ちょっと足が痛いかな?
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