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行ってきたよ有田陶器市
2004年 第101回・有田陶器市
うまか陶スタッフ取材日記


■四日目:5月2日 くもり時々小雨(18万人の人出)
 あ、5月2日は私の本領発揮(?)お買物取材です。でもこの日は朝からどんよりとしたお天気。しっかり雨対策をしてでかけました。
今回は泉山付近からJR有田駅方面に向かって下っていき、そしてJR有田駅付近からまた泉山方面へもどるというメインストリートを往復するルートででかけました。
いざ「買うぞ!」と意気込んでも、なかなか午前中はお財布の紐がゆるみません(笑)。
「いいけど、まだ安いのがあるかも〜」・「もっとこんな風なのが欲しいから妥協できなーい」などなど心のハードルが高い・高い!「もうすぐ11時だよ」と連れのスタッフの声を聞いて、「こりゃいかん」と買い物モードへ即シフト!ばんばん買いましたよ〜。お買物の詳しい内容は、別レポート「一万円でどれだけ買えるか?をご覧くださいね。
モードです サーバー・ボトル 何いれる?

 い物の目になると、ぐんぐん視界が広くなる私。ぐんぐん視力が増す私。そこで道行くあちこちで目に飛び込んでくる妙な置物・サーバー。コンピューターのサーバーじゃなくって、「焼酎サーバー」なるもの。ほんと、今年はあちこちのお店で見つけました。流行なんでしょうか?(フォトレポートもご覧ください)確か昨年あたり某シニア向け雑誌に掲載されてから、有田をはじめいろんな産地で作り出したようですね。
 私はアルコールは苦手なのだけど、正直「これで焼酎いただいておいしいのだろうか?」というデザインが多かった。置物・またはアクセサリー感覚で使うのかなあ?このほかにもよく見かけたのはソープボトル。磁器製だと重みもあるし、プラスチックより長持ちしそうでこれはいいかも。ただし、使ってみたいなあというシンプルなデザインにはめぐりあえませんでした。(あくまでもこれは私の趣味として)
 若い人やちびっこに人気だったのは小物類。磁器のイヤリングや携帯ストラップ、小さな箸置きやお人形などなど。お値段も安いし、かさばらないので人気だったのかも。
振り向けば あちらこちらに 赤ジャンパー

 器市が始まる前に、ちらと小耳にははさんでいましたが今年は出店数が少しすくなかったのだとか。去年が100回目記念だっただけに、そういうこともあるでしょう。確かに通りを歩いていると、空き店もあったし、去年は裏通りにも店が並んだりしていたけどそれも少なく。
かわりに雑貨屋さんやファーストフード店が随分増えてました。おかけで気軽に腹ごしらえできて助かりました(笑)。
もうひとつあちこちで見かけたのが赤ジャンパーのお兄さん・お姉さん。ご存知某通信会社さんです。無料お試しパックとやらを赤い紙袋に入れて配っているんですね。もちろん私たちも数え切れないくらい声をかけられました。

「パソコンお持ちですか〜?よかったらどうぞ〜」(赤い紙袋を差し出す)
「え?パソコンくれるの?」


と、連れのスタッフ。疲れがピークにきていたのでこれくらいの冗談(?)は許してください。
それにしても陶器市実行委員会の人たちがきている緑色ジャンパーより目立ってました。
目・手・声 五感を使って 値切り買い

 後になってくると雨がちらほら落ちてきました。人ごみのなかで傘をさすのは危ないし、しかも買い物しづらいので、わたしたちは帽子とウィンドブレーカーでしのぐことに。もちろんカートにもビニール袋をかぶせて対策をとりました。午後2時頃には「一万円でどれだけ買えるか?」も終了。今年はバラエティに富んだなかなかいい買物ができました。¥(*^^*)¥
でもって、ほとんどのお店で値切り成功!陶器市の醍醐味のひとつがこの値切りですが、無理な値切りをするとトラブルに巻き込まれたり、嫌な気分になることもしばしば。お店の人も人間ですから。

 ここでうまか陶流「値切り成功の術・五感を使え!(オーバー?)」をちょっとお教えしましょう。
まず欲しい品物を見つけたら、お店やお店の人をしっかり見ましょう。値切ってくれそうなお店なのか、これ以上は割引不可なのかを見定めます。いわゆる作家さんの店や、もともとそこで営業されているセレクトショップさんなどは放出品以外はそれ以上の割引が難しいケースが多いようです。またアルバイトの高校生やお手伝い風の店員さんに問い合わせてもスムーズな値切りにはなりにくいですね。
逆に露店の出店とか、二級品と書いてある品、呼び込みがおもろいおっちゃん(?)などに交渉すると値切り成功率が高くなります。
 二級品を買うときは、しっかり目でみて手でさわって使用に差し支えがないかどうか確かめてください。とくに湯呑みなど口につけるものは軍手を外して口縁を指でなぞってキズがないか確かめます。
お店と品物の見定めができたらいよいよ交渉。ここはお店の人にはっきり言おう!おもろい店主(おっちゃん)は声が大きいので、負けないように!(笑)「5枚買うから少し安くして〜」と安くしてほしい理由をちゃんといいます。いきなり「安くせよ!」では相手もいい気分ではないし、その時点でも定価より安くなっているはずですから。
逆に「予算が○○円だから、これぐらいだったら買いたい」という意思表示もいいかもしれません。ポイントは丁寧に、そして無理じいしないこと。これが気持ちよく買うコツです。
めくらまし 白忍・黒忍 ににんが四?

 年陶器市におでかけになった方、上の赤ジャンパーさんに加え白い忍者&黒い忍者を見かけませんでしたか?有田町のお隣・嬉野町にあるテーマパーク「肥前夢街道」の忍者さんがテーマパークの宣伝にいらしてたんですよ。けっこう子供たちに人気で記念撮影する光景も見られました。
朝、白忍者と出会い、昼は黒忍者と出会い…。夕暮れにはくのいちと出会えるかもー♪と期待したお父さんもいたのでは?
うししし(←やらしい?)、残念ながらくのいちには出逢えず。個人的には、くのいちのほうが人目をひくし、集客効果もありそうな?余計なお世話か…。

この日は雨も振ったのでかなり疲れましたが、お買物でハイ状態。そのまま明日までテンションを保てるように祈りながら家路へ…。
■五日目:5月3日 雨ときおり突風(8万人の人出)
いとうらめし めぐみか試練か 雨のムチ

 天候の一日だった5月3日。この日は疲れがでたのか早朝出発できませんでした。お天気も悪いのでそんなに渋滞もないだろうと11時ごろ有田入り。有田まではすんなり行けたのですが、やはり車が多い。駐車場へ入るまでがちょっと時間がかかります。雨の日の陶器市の様子も観察したいなあということで、何軒かのショップさんにおじゃまして道行く人をながめたり、お客さんとお話したりした一日でした。
 とあるショップでお客さんと話をすると北九州からバスツアーでいらっしゃったとのこと。ツアーは日程変更できないから、天気が悪いとつらいですよね。とはいえ、皆さん元気・元気!
ずぶぬれも平気という人もいたし、はだしで歩いているお嬢さんもいたのでした!おどろいた!
午後からは雨も強くなり、時折突風も吹く始末。メインストリートを回ってこられた方に聞くと露店などは締まっているケースもあったそうです。
でも雨の日の陶器市もいいことがあるんですよ。「雨の日特価」などと割引が大きくなるケースも!
夕方になると肌寒くなり、くしゃみ連発!最終日が控えているのに風邪ひいては困るので、この日はあまり動きまわらず4時くらいに有田をあとにしました。
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