トップ >> ザ・コレクション >> 飲兵衛の蒐集物語・唐津焼酒器(3)・朝鮮唐津 |
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唐津焼の代表的な釉である、黒釉と藁灰釉(わらばいゆう)をかけ分けたもの。黒釉の上から白っぽい藁灰釉を流し、釉薬の変化を表現した技法です。黒釉は鉄分を主成分とし、透明感のある色調から「黒飴釉」ともいわれるのに対し、藁灰釉は藁灰(わらばい)で作られた透明感のない白釉。この黒と白から生まれるコントラストが美しく、またその境界に生まれる青や紫、黄色などの微妙な変化も見所となります。水指や花入など、茶陶にもよく使われる技法です。 | |||
朝鮮唐津ぐい呑み 大石英之・作 勢いよく流れる白い釉薬の中に鉄分の斑点が現れ、力強い印象です。見込みの中は白い釉薬が主役となっています。 |
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朝鮮唐津徳利 丸田宗彦・作 ざらりとした土味に、かけ分けた白黒の釉薬が、激しく変化をしています。荒々しさを感じる中にも、どっしりとした形の安定感で、不思議と心落ち着く作品です。 |
朝鮮唐津徳利 吉野靖義・作 しっとりとした風合いの朝鮮唐津徳利。アシメトリーな形に沿って、じわっと広がる白い釉薬が味わいを感じさせます。黒釉の部分も赤みが見えたり、深緑っぽく見えたりと変化に富んでいます。 |
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