■第11回テーブルウエア大賞〜優しい食空間コンテスト〜■
―オリジナルデザイン部門―
 テーブルウエア大賞はオリジナルデザイン部門・コーディネート部門で競われる国内最大規模のコンテスト。オリジナルデザイン部門では「生活に豊かさを提供する食器」であることを評価基準として審査が行われました。プロとアマチュアの両クラスをあわせて、1563作品もの応募があったそうです。その中から100作品の入選作品がずらりと展示されていました。
 プロ部門では愛知県の土平栄一さん作「朱泥彩平鉢」が大賞を受賞。伝統的な朱泥を素材に、ポップで若々しい器に仕上げているのがポイント。佐賀からの入選作もご紹介しましょう。うまか陶にもご登場いただいた、徳永隆信さん作「反形渕立正角皿・反形渕立手塩皿」。板皿にカーブをつけた斬新でモダンな和食器です。同じく佐賀県・大久保譲治さん作「白磁ふよう」は、美しい白磁の曲線が、今にも動き出しそうな躍動感に目を奪われます。
このコーナーでは、学生さん風の人が多く、熱心にメモをとったり写真をとったり、形のポイントをメモされたりしていました。アマチュア部門も力作ばかりで、将来の大作家が潜んでいるかもしれません!

※徳永隆信さんの情報はこちら→→


見事入選した作品がずらりと並びます。どれもデザイン性の高いものばかり

大賞の朱泥彩平鉢。ベージュ、オレンジ、焦げ茶のトーンが心地よい


佐賀・徳永さんの作品。和にも洋にもいかせそうな新鮮さ

同じく佐賀・大久保さんの作品は大小の鉢がリズミカル