佐賀やきものロード

窯元紹介

有田焼
(順不同)

窯元へ訪問される際には、事前に連絡をとっておでかけ下さい。
窯によっては工房の見学などができない場合があります。ご注意下さい。

作品写真
■陶悦窯 とうえつがま
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 今村博さん
【所在地】 西松浦郡有田町西部甲778
【電 話】 0955-42-3464
【交 通】 JR有田駅から車で3分
【駐車場】
【店休日】 日祝日
特 徴  和食器の窯元「陶悦」の社長である今村さんは、昼間は天目や辰砂、金彩などの割烹食器を作る経営者として働く一方、夜や休日は自分の作品に没頭する陶芸家。練込手(ねりこみで)と呼ばれる技法で個性あふれる作品を追求しています。練込手は異なる色土を数種類重ね、練り合わせて模様を出す技法。青や紫の淡い色調が交互に層をなし、行雲や流水を表現した作品は、ゆったりとしたフォルムに流れる色の層が美しいハーモニーを奏でているようです。“人のやらない物をやる”“個性を出し切る”という今村さんの哲学が感じ取れます。

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■中仙窯 なかせんがま
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 中尾恭純さん
【所在地】 西松浦郡有田町中部乙2395-1
【電 話】 0955-42-2856
【交 通】 JR有田駅から車で2分
【駐車場】
【店休日】 日曜
特 徴  白磁の表面に淡い色合いで網目状に広がるデザイン。気が遠くなりそうなほど細く、計算された線が交差した文様は、縦糸と横糸で複雑な絵柄を浮き出させる織物に似て、微妙な視覚効果を生みだしています。この緻密な文様を描き出す技法が中尾さんが独自に考案した彩色象嵌です。半乾きの磁器素地に鋭利なカッターで線を切り込んで文様を描き、そこに色釉を埋め込みます。象嵌した色釉が線の外にはみ出さないようにろうけつ染めの手法を用います。中仙窯は弟の龍純さん(山水など)、英純さん(和紙染め)と一緒に三兄弟で運営。一工房としては類を見ないようなバラエティーに富んだ作品群を生んでいます。

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■日恵窯 ひよしがま
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 松本佩山さん
【所在地】 西松浦郡有田町稗古場2-8-6
【電 話】 0955-42-2765
【交 通】 JR有田駅から車で5分
【駐車場】
【店休日】 年中無休
特 徴  販売、絵の具の調合、窯焚き、窯出しとすべて一人でこなしている松本さんは個展活動が中心。釉裏紅、天目、辰砂、象嵌の有彩、貫入青磁など一人の手で作られたとは思えない表現の幅の広さと、その一つ一つの技術の高さに驚かされます。その中でも日恵窯の特徴なのが燿変天目。燿変天目の魅力は窯変による現象で内側一面に濃い紺色の大小さまざまな結晶ができ、その回りに瑠璃色の美しい光彩を放つ神秘的な作品に仕上がるところです。あたかも闇の中から放たれた光のようで、その妖しさは見る人をひきつけます。

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■晩香窯 ばんこうがま
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 庄村健さん
【所在地】 西松浦郡有田町赤絵町1-2-3
【電 話】 0955-42-2035
【交 通】 JR有田駅から車で5分
【駐車場】
【店休日】 不定
特 徴  庄村さんの陶芸家としてのスタートは白磁。しかしそれだけでは満足せずに独自の色を求めて挑戦、試行錯誤したのちに美しい窯変が生まれたのがきっかけで「藍染」という世界を築きました。その後は元広島カープの衣笠祥雄さんからの依頼で「火の鳥の壷」を受け、「紅染」の世界も切り開きました。庄村さんの作品の特徴は、端正な造形の中に幻想的な色、淡い色調の鮮やかさ、やわらかさを表現して、温かみがあるところ。藍染、紅染のほのかな青や赤は、庄村さんならではの青、赤となっています。その独特の色調は優美な曲線が静かに波打っているように見え、独特のリズム感が感じられます。

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■株式会社香蘭社 こうらんしゃ
代表者写真
展示場 有(隣接・販売可)
 
【所在地】 西松浦郡有田町幸平一丁目3番8号
【電 話】 0955-43-2131
【交 通】 JR有田駅より車で5分
【駐車場】 有・バス2台、車15台(三か所の計)
【店休日】 年末年始、盆
【URL】 http://www.koransha.co.jp
業務内容 元禄2年(1689)、初代深川栄左ヱ門が有田で磁器の製造をはじめたのが香蘭社のはじまりです。明治期には法人化され、世界各国の万国博覧会で数々の賞を受賞し、海外でもその評価を高め、今日に及んでいます。
特 徴 香蘭社の製品はすべて伝統を誇る有田色絵磁器の多様な文様を集大成し、有田の伝統様式を一歩前進させたとして評価され、世に「香蘭社スタイル」とも「香蘭社調」とも呼ばれて、ひろく親しまれています。
主力商品 有田磁器独特の、白く、硬い、透明な生地の上に、優雅な染付と華麗な赤絵を配した典雅な文様や、18世紀フランスのセーブルを中心に、ヨーロッパで愛好された金銀彩のルリ釉の製品など、多彩を極めています。