佐賀やきものロード

窯元紹介

有田焼
(順不同)

窯元へ訪問される際には、事前に連絡をとっておでかけ下さい。
窯によっては工房の見学などができない場合があります。ご注意下さい。

作品写真
■茂正工房 しげまさこうぼう
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 梶原茂正さん
【所在地】 西松浦郡有田町中部丙2797
【電 話】 0955-42-3444
【交 通】 JR有田駅から車で5分
【駐車場】
【店休日】 年中無休
特 徴  初めは青白磁や染め付けを作っていたのが、昭和53年に「青磁輪花鉢」が展覧会で入賞したのを機に青磁一筋に。青磁に本格的に取り組むために自宅の横に登り窯を作り、薪窯での作品づくりに取り組んでいます。登り窯で焼かれた作品とガス窯で焼かれた作品の違いはその色。登り窯で焼かれた茂正工房の作品は同じ釉薬を使っていても微妙に色合いが異なり、“わび”“さび”のある作品に仕上がっています。また、最近では黄色味を帯びた米色青磁も追求しています。

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■朱明窯 しゅめいがま
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 藤井朱明さん
【所在地】 西松浦郡有田町中樽2230
【電 話】 0955-42-3243
【交 通】 JR上有田駅から車で3分
【駐車場】
【店休日】 日祝日
特 徴  葉脈を複雑な木の枝に見立てながら山を描く「木の葉手法」は藤井朱明さんの代名詞。モクレンなどの若葉を和紙染めのように素焼きに押し当てて呉須をにじませると、葉脈が濃い線となって浮かび上がり、それを並べることで山が描かれていきます。この技法を用いて作られているのが壺の曲面に清澄な山水風景を描いた山シリーズ。四季折々の有田の心象風景を表現した作品が数多く生まれています。近年では有田の伝統技法で自然の恩恵に目を向ける仕事が多くなっています。

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■真右エ門窯 しんえもんがま
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 馬場真右エ門さん
【所在地】 西松浦郡有田町西部甲200
【電 話】 0955-42-3306
【交 通】 JR有田駅から車で3分
【駐車場】
【店休日】 日曜
特 徴  天目、青磁、辰砂、染め付けなど、その作風はまさに多彩。カラフルな作品が並ぶ展示室には大物の壺からぐい呑みに至るまで、大きさや形が様々なものがあり、個窯の作品とは思えないほどバラエティ豊かでそれぞれが個性的です。最近、多いのが銅を発色剤にした朱紅色の辰砂釉の作品。真右エ門窯の赤は赤ワインの色のようで、落ち着きと隠された情熱、気品が漂います。他にも白に包まれた藍色とピンクの桜花釉など、釉薬の技術を駆使した窯変ものも得意としています。窯変を手段として美を作り出し、美しく楽しい作品を生み出しています。

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■清六窯 せいろくがま
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 中村清六さん
【所在地】 西松浦郡有田町西部甲1101
【電 話】 0955-42-2432
【交 通】 JR有田駅から車で6分
【駐車場】
【店休日】 年中無休
特 徴  ロクロを蹴り続けて60有余年、当代随一のロクロ師と言われる中村さんは白磁づくりでは第一人者の陶芸家。その技から生まれる白磁は、多くの人を魅了しています。大皿、花器、香炉から一般食器に至るまで、生み出された作品たちには、機械では生み出すことのできない人の技が作り出す美しさに満ちています。白磁でつや消しが施されているためか、奥深い白色が独自の輝きを放ち、作品の温かさが感じられます。技術を超えた深い精神性の追求を行い、職人と芸術家を包括した「物造り」を目指して作られた作品は手づくりの温もりを伝えてくれます。

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■聡窯 そうよう
代表者写真
展示場 有(窯元に隣接・販売可)
 辻毅彦さん
【所在地】 西松浦郡有田町中樽1-5-14
【電 話】 0955-42-2653
【交 通】 JR有田駅から車で10分
【駐車場】
【店休日】 年中無休
特 徴  画家志望だったという辻さんの作品は、焼き物というよりも、むしろ白磁をキャンバスにした絵画。ヨーロッパの古城や教会、古い町並みやニューヨークの摩天楼などを描きブルーの呉須で染め付けした作品がひときわ目を引きます。この辻さん独特の白と青の世界を表現しているのは線刻という技法。半乾きの磁器素地に桐墨の下絵を写し、烏口で文様を彫り込み、その上から呉須を染め付けると、にじみと立体感が出て、独特なマチエールとなります。アメリカでの陶芸指導中に触れた、カラフルな色彩のインディアン文化に影響を受け、作品に華やかさが加わるなど海外での取材旅行で新境地を開いています。