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イメージ 志田焼の里 陶芸ふるさと祭り
《場 所》
志田焼の里博物館
(藤津郡塩田町大字久間乙3073 長崎自動車道・武雄北方インターより車で10分)
佐賀県嬉野町吉田地区各窯元
《日 時》
平成13年11月17日(土)〜11月18日(日)
《問合せ》
塩田町役場 電話09546-6-3111
(※詳細は各問合先へお問い合わせ下さい。)
 志田焼の里博物館内で行われる、体験イベント中心のやきもの祭りです。志田焼の里博物館は、大正から昭和初期に実際に磁器工場として使われていた工場をそのまま保存した貴重な博物館です。期間中博物館内では様々な展示や物産の即売、館内の施設を使ったやきもの体験など、見るだけではなく実際にやきものづくりにチャレンジできます。秋空の下で土と触れ合えるこのイベントは、地元の人だけではなく多くの陶芸ファンや子供たちで賑わいます。
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phoot 毎年大人気のやきものづくりにあなたも参加してみませんか?ろくろや絵付けを館内の施設で体験できます。もちろんベテランの方からの指導付きで、初めてでも安心して挑戦できます。また今年から、徳利や湯たんぽなど他とはちょっと違った器に絵付けができるそうです。この徳利や湯たんぽは実際に館内に保存されている大正・昭和初期の鋳込みを使って型どりしたものだそうです。あなたならどんな絵付けをしますか?体験コーナーの他、発掘品の展示も行われます。大きな石炭窯や重油窯の中に誂えたギャラリーは、かつての炎の勢いが感じられる必見のポイントです。
・詳しいイベント内容についてはこちら:塩田町役場 電話09546-6-3111

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 志田焼とは塩田町内の東山・西山でつくられていた陶磁器のことをいいます。はじめは陶器をつくっていましたが18世紀半ば頃から磁器の焼成も行われるようになります。皿製品を中心に様々なサイズの染付皿が大量生産されており、それ以外の製造は極端に少なかったことが特徴です。大正から昭和にかけては、火鉢や徳利などの日用雑器が生産されていましたが、戦時中は軍用食器や防衛食器なども生産されています。現在「志田焼」と称されるやきものの生産は行われていませんが、町内では陶土製造や人形をつくる窯元が残っています。

周辺やきものスポット
■志田焼資料館
phoot 志田焼の里博物館から歩いて5分のところにある、志田陶磁器内の資料館。発掘品の染付磁器や、近代塩田で生産されていた器、戦時中の製品などを時代順に展示してあります。ちょっと懐かしい火鉢などもあり、当時の生活もうかがえる資料館です。資料館の別フロアには、県内の代表的な陶芸作家作品を集めたギャラリーもあります。
・志田焼資料館についてのお問合せはこちら:志田焼資料館 電話09546-6-2202
ローカル情報
●日本酒
 やきものをはじめ職人の町として知られる塩田町。酒の職人として杜氏や蔵人たちが、地元の米と水をつかって伝統の味をつくっています。佐賀県一の生産高を誇る酒造元も塩田町にある、まさに日本酒のふるさと。特に銘酒「東長(あずまちょう)」はマッカーサーも愛飲していたという逸話があるほどです。秋の夜長に塩田の酒を一杯…、いかがですか?
・お問合わせはこちら:塩田町商工会 電話09546-6-2555

●逸口香(いっこうこう)
 塩田は江戸時代から菓子つくりが盛んだった所でもあります。慶応二年に描かれたという町絵図にもしっかりお菓子屋さんが並んでいるそうです。そのお菓子の中でも佐賀の郷土銘菓なのが「逸口香」。このお菓子は中が中空になった珍しいお菓子で、長崎街道を通ったポルトガル人が伝えた製法をベースにつくられたものだそうです。ちょっと固めの食感で、生姜の香りがする黒砂糖の素朴な甘味はやみつきになりそうです。
・お問合わせはこちら:塩田町商工会 電話09546-6-2555

●うったち汁
 塩田名産のだんご粉を使い、くじらの旨味がたっぷり入った、香りも味も濃厚なだんご汁。実は塩田は和泉式部の故郷なのですが、式部が塩田から都へ旅立つ時に、このうったち汁で村人たちからもてなしを受けたと言い伝えがあるそうです。陶芸祭スタッフも食べたことがありますが、まろやかで濃厚な味はクセになりそうです。
・お問合わせはこちら:塩田町商工会 電話09546-6-2555