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行ってきたよ有田陶器市
2004年 第101回・有田陶器市
うまか陶スタッフ取材日記


■六日目:5月4日 雨のち曇り(9万人の人出)
この日は最終日に向けて静養。おでかけしていません。

■最終日:5月5日 曇りのち晴れ(17万人の人出)
子供の日 泣く子も黙る 最終日

 よいよコレにて最終。最後日がやってきました。中日お天気が悪かったことから、最終日は人出が多いのを予想し、早朝7時前に有田入り。天のご加護か、この日はおだやかな良いお天気に恵まれました。露店などのお店は早朝から叩き売りが始まり、最終日の決戦体勢がみえてきます。私たちも叩き売りや均一処分など、大安売りをしているお店を巡ってきました。
 ところで期間中、割引もなく定価販売にもかかわらず人気だった商品が「究極のラーメン鉢」。このラーメン鉢のメイキングがNHK番組で放送されていたのでご存知の方も多いのでは?陶器市期間中はこのラーメン鉢の販売店内で、実際にラーメンを食べることができる「ラーメンカフェ」なるものも登場して連日人気だったそうです。私も道行く人に「TVで放送されたラーメン鉢はどこか知ってますか?」と何回か訊ねられました。
呼び込みます 声かれるまで はてるまで

 終日も連日と同じく泉山付近からJR有田駅方面へ向かい、そして泉山へ戻っていくというコースを辿りました。10時前後にJR有田駅付近へ到着。すでに呼び込み合戦が始まります。呼び込みはやきもの屋さんだけではなく、喫茶店やファーストフード店の店員さんも!どこも若い女性の店員さんが元気でしたね。
たこやき屋さんも「叩き売り・半額」と書いていたのには、ちょっと笑えました。
 100円もしくはそれ以下の均一コーナーなどはたくさんの人で賑わっていました。口上がおもしろい、いわゆる名物「店主」の露店は、人だかり&笑いが起きています。

・お客さん「おじさん、これまとめて買うから安くして」
・店 主「よーし1,000円でどうだ!あんたには親戚以上に安くしとる!もうあんたとオレは親戚以上の中だ〜」


一同爆笑、そしてその場にいたほかのお客さんが「私も親戚になる〜」と続々希望者有り(笑)。
「ひええ、オレは親戚だらけか〜」と店主のおじさんも大笑い。
ほかのお店では「ミッキーマウスの友人・安くしマウス」なんてダジャレ全開の呼び込みお兄さんも大人気(?)でした。

 それに対して作家さんのお店や、ブランド窯さん・セレクトショップなどは若干入りが少ないようでした。もともとこういったところは初日が多いということもありますし。売れ筋は売り切れているかもしれませんが、わりにゆっくり見ることができるので、ある意味こういったところも最終日にのぞいてみるのもいいかも!
 お昼近くになってくるとお客さんの動きも早い。とはいえ、大量に購入している人の姿は少なく。どちらかというと「いいものがあったら買おう」という「ちょっと見てみよう」という感覚の人が多かったんじゃないかな?初日に比べると、陶器市ルックの人も随分少ない印象でした。
3時頃になってくると早い露店などはもう見切ったのか、後片付けをするところが出てきました。夕方4時すぎには搬出用のトラックも次々会場入りしほとんどのお店で後片付けが始まりました。それと同時にお客さんの波もさーっと引いて、ほんとにあっという間にいつもの静かな有田に戻っていくのでした。
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