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いよいよ開幕 有田陶器市
 狂気乱舞!の100回記念有田陶器市。うまか陶編集室では期間中4回取材に訪れました。笑いあり?涙ありの取材の模様や買い物客の動向などを、日めくりでお届けいたします。

■平成15年4月29日 天気:晴れ・夕刻より雨、風も強い

千客万来、遠くからようこそ!お目当ては?

 有田陶器市の初日。私たちは早朝5時すぎに有田入り。まさなかこんな時間から来ている人はいないだろうと考えていた私たちが甘かった!公営駐車場のひとつとなっていた有田小学校にはすでに車の行列が出来ていたのでした!オドロキ。そのほとんどが県外ナンバーばかりで、しかも九州というよりは関東関西などかなり遠方の方が多かったようです。そしてその皆さんは、ほとんどがお目当ての「朝粥サービス」や特定の窯元さんが実施する「早朝セール」などに参加されていたんじゃないでしょうか。
 マップで熱心に窯元さんやお店の場所をチェックしたり、なかには窯元さんからもらったDMを握りしめて「ここへ行くにはどの道を?」と警備員さんに尋ねる人も。とあるお店では事前にDMで顧客に告知していた先着プレゼントが、あっという間になくなったそうです。また早朝福袋サービスを実施していた窯元さんのお店では、かなり早い時間からお客さんが並んでいたそうで、お店の方が来た時には行列になっていたそうです。
それにひきかえ初日は露店などで購入しているお客さんが少なく、窯元直営のお店などの紙袋を持った人が多く見受けられました。「初日は○○窯・○○店の器が欲しいという、目的のあるお客さんが多い」ということでしょうか。


人・人・人。やきものに負けず劣らず人の波。ここはどこ?私は誰?

 初日の人出はかなりのもので、23万人のお客さんがあったのだそうです。こうなるとメインストリートは人の波で、初めての人には自分がどこにいるのかさえ分からなくなってしまいます。マップを見ても、メインストリートの両サイドはやきもの屋さんだらけだし、それが続くよどこまでも(笑)の状態。今回はボランティアガイドが初めて導入されたとのことでしたが、あまりそのお姿を見かけなかったような…。「スタッフジャンパー」を着ている方は、終始忙しそう。(ご苦労さまです!)だからかもしれませんが、道路整理の警備員さんに道を尋ねる人が多いような気がしました。
 また有田焼のお店にはマップと同じ番号札が付けらていましたが、これもお店によって掲示している場所がまちまち。人の波の中で、いちいちお店の中をのぞいて、番号とマップをにらめっこしながら歩くのは初心者には大変だったのではと思いますが、ホントにそれくらい多かったのよ!うまか陶スタッフも途中で日射病なのか、人の波に酔ったのかわからないくらいふらふらになりました。
ふらふらついでに、うまか陶スタッフはバス乗り場で「奥様軍団」につかまって、ここでもふらふら(笑)なんでもバスの行き先が書いてあるけど、それが一体町内のどの辺りなのかわからないとのこと。物凄い勢いで奥様方に囲まれました。(私たちが慣れているようにみえたのでしょうか)た、確かに…、初めてきた人には地名と場所が一致しないのも当然ですよね。「地図でいうとこの辺ですよー。」と教え、かわりに「さっき行った○○窯でオトクな品があったわよ!」と教えられ。口コミも広がるよ、どこまでも(笑)


100回目だもん、イベントも目白押し。でも、どこで…

 お買物ももちろん楽しいのですが、100回記念ということもあり、様々なイベントも楽しみのひとつでした。有田町役場にできた特設ステージでは連日楽しいイベントが催され、家族連れやお祭り気分で訪れた人も楽しめたのでは?私たちが楽しみにしていたのは、あの「泉山磁石場」のライトアップ!
夜の7時半からとのことでしたが、これを待つ時間が長い長い(笑)。5時半をすぎると、ほとんどのお店が閉まり始めて、見るところがなくなるし、この時間帯までのイベントもとくになし。初日は夕刻から雨風があったこともあり、お客さんはさっさと帰ってしまうし…。どうやって7時半まで時間をつぶそうかと悩みました。そして私たちが泉山に行ったときにはだーれもいませんでした。う〜たん通りでも灯篭イベントがありましたが、あいにくのお天気でほとんどお客さんはなし。ちょっと残念でした。
また「小鉢付きごどうふプレゼント」や「手打ち蕎麦と有田焼コラボレーション」というイベントも楽しみにしていましたが、一体どこでやっていたのかわからず。案内に出ていた通りにいってもその影はないし、係りの人に聞いても知らないとのこと。うーん、どこで開催されていたのかしらん。

5月1日へ
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