まーちゃんの陶芸体験日記 教室ウォッチング
第四回(平成14年8月17日)
<LESSON10―たたら作り・型紙でつくる(3)>
 器らしい形が見えてきました。いよいよ仕上げに取り掛かります。
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9.粘土でより紐をつくる
土板と土板の接合面を強化するために、粘土のより紐で接合部分を埋めていく作業をします。まず粘土で直径4〜5mmのより紐をつくります。
10.より紐で補強
器の内側の、各接合部分に、より紐を置いていきます。1.5cmくらいの間隔で、より紐を指先で押さえ付けて仮止めします。そして人指し指をすうっと滑らせて、より紐を板面になじませます。指が届かない人は、先の丸いへらなどを使って行います。

※より紐をなじませている様子の動画はこちら(1.99MB)→

より紐が図のような状態になじむようにします。これで接合面が強化されます。また指でなじませる時に、板がたるまないよう、外側から添木をあてると作業がしやすくなります。
11.仕上げを行う
器の外側の接合面は、軽くドベをなじませて凹凸をなくすようにします。また板の表面は、水に浸して固く絞ったスポンジを滑らせて、整えます。

※スポンジで仕上げている様子の動画はこちら(1.69MB)→
12.完成!
今回の作業はとってもスムーズにいったまーちゃん。割れやひび、たるみもなくきれいに出来上がりました。先生からも「100点満点の出来ですね」と誉められました。まーちゃんはこれをペン入れや眼鏡入れなどの小物収納に使う予定です。この後、ひび割れをふせぐため、新聞紙を被せて乾燥させます。
 第四回の作業はここで終了しましたが、この後先週までに制作した作品を、窯室に運びました。来週までに係りの方が素焼きをして下さるとのことです。楽しみですね。さていよいよ来週からろくろ制作です!
LESSON11−たたら作りの仕上げ−へ続く