まーちゃんの陶芸体験日記 教室ウォッチング
第二回(平成14年8月3日)
<LESSON5―たたら作り(3)―>
 マグカップの底面をつける作業に入ります。だんだんとマグカップらしい形が見えてきました。
9.底をつくる
底板になる土板をつくりますが、支柱に巻きつけた土板と同じ厚さになるようにしましょう。厚さが均一でないと、後で割れる原因になります。土板の上に支柱をのせて、竹べらにて円状に切り出します。この時、支柱の周囲より少し大きめに切り出すと作業がしやすくなります。
10.底と側面の板を接合する
底板と側面の板を、接合します。接合するときは、ドベを糊のかわりにしてくっつけます。
ドベは土に水を加えて、丁寧に水が均一にいきわたるようドロドロに練ってつくります。
11.取っ手をつける
取っ手をつくり、本体にドベを使って貼り付けます。まーちゃんの取っ手は、取っ手自体の重みで、どうしてもへったって、なかなかうまく接合できませんでした。最終的にまーちゃんは、取っ手のデザインを変更しました。
12.塩ビの支柱を抜き取る
あらかじめ巻きつけていた、新聞紙を放射状になるよう、縦に裂いていきます。そして、本体をそっと持ち、ゆっくりと塩ビの支柱を抜き取ります。その後、新聞紙を巻き目に沿って(下図参照)抜き取ります。この時、新聞紙は素焼きしたときに燃えてなくなるので、完全に取れなくても構いません。


新聞紙を巻いた中心部分を、巻いた時と同じ方向に巻き上げると、楽に抜き取ることができます。また、初めに新聞紙を縦目に巻くというポイントがありましたが、もし横目に巻いていたら、この時紙がよれて、巻き取りにくくなります。
LESSON5たたら作り(4)へ続く