まーちゃんの陶芸体験日記 まーちゃんのつぶやき
第10回







9月28日
最終回!
 長いようで短かった全10週。とうとう今日で最後です。教室に行ってみると皆さんの分の本焼きもすべてあがっていて、これで全作品が完成です。早速他の方の作品を見てみたいのですが、今日は大掃除なので作品はすべて修了式がある部屋に移動です。他の受講生の方は、先週私が行った作品の底面のやすりがけを行っている方も多くいらっしゃいますが、自分の作品はすべて作業は終わっていますので、とりあえず他の方の作業をポケーっと見守っていました。すると溝上先生が受講生の作品を手に取り、これからヒビを修復する作業をしてくださるということで、それを見ることにしました。作業はホットボンドによる樹脂の流し込みで、結構大きいヒビとかもきれいに埋められていました。熱を加える土鍋のようなものや食器だったらダメですが、かざりとして使うような器であればこういう修復もできるんですね。さて作業時間も終了したら、今度は大掃除です。これまでお世話になった教室や器具達に感謝の意を込めて一所懸命掃除します。これまで使ってきた電動ロクロや木のイスや板など沢山の土がついています。さらに床にも土が結構ついています。これらをきれいに落として大掃除も終了です。

修了式〜そして皆さんに感謝
 大掃除終了後に、修了式が始まりです。館長さんや先生方からの挨拶があり、修了証書を頂きました。こういうものを頂くのは久しぶりで、ちょっと緊張しました。さらに受講生全員の挨拶ということで、開講式同様、受講生の皆さんのお話を聞きました。もちろん私もちょっとだけ挨拶しました。
 それから後は皆さんの作品の品評会です。私を含めて各受講生の方が他の方の作品を見て、釉薬のかけ方などを作った人に聞いていました。それにしても同じ釉薬を使っているのに、こんなに色とかが変わってくるんですね。特に緑の発色が、他の釉薬との兼ね合い等で、皆さん色が違っていました。
 そしていよいよ時間となってしまいました。さぁ、帰るぞって思っても作品を持って帰らないといけません。ちゃんと用意しておいた段ボール箱と新聞できれいに包んでいよいよ皆さんとお別れです。長いようで短かった10週間。受講生の方々、九陶の学芸員さん、溝上良博先生、溝上雅人先生、ボランティアの三人の先生方。沢山の方々とお話したり作陶作業をして本当に楽しかったです。
 これでとうとう陶芸教室も終わりますが、これからは教室のOBとなるわけです。土曜、日曜は教室を使うことができるようなので、時間を見つけて作陶作業ができればと思っています。他の受講生の方も今度いつ来ようかと話されていました。
 これで「まーちゃんの陶芸体験日記」も終わってしまい、また「うまか陶」の裏方作業に戻りますが、これからも引き続き「うまか陶」を宜しくお願いします。では、また会う日まで〜。